学生は20歳になったら、国民年金を免除してくれる「学生納付特例制度」というものがあります。
これは、学生時代の国民年金の救済措置でもあるのですが、全額が免除されるけれど将来的にもらえる国民年金は減ってしまいます。
そこで学生納付特例制度で受けた期間の年金を追納として、後から支払うことができます。
というよりも、個人的には今年払う税金を下げたくて追納してみました。
ここでは、学生納付特例制度で国民年金を追納のメリットや期限、年金事務所に納付したきた手続きレポを書いていきたいと思います。
学生特例納付制度に必要な持ち物・支払い方法などについてもレポの中で書いてあります。
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学生納付特例制度の追納メリット
学生納付特例制度で追納するメリットとしては、社会保険料の控除対象になることです。
つまり、所得税や住民税といった税金が少し安くなるってわけです。
私はフリーランスなので、追納することで税金が少し安くなるのはありがたい。
もし会社で働いている人は国民年金の追納分を支払うとすれば、年末調整にしてもらうといくらか戻ってくるみたいですよ。
「年金を追納してももらえるかどうか」と思われるかもですが、近年は平均寿命が80代以上となっています。
なので国民年金年金を追納という形で支払った方が得だったりします。(73~4歳あたりになると特になるみたいです)
国民年金の追納には期限がある
学生の頃未納だった年金は「いつでも追納ができる」と思っているかもしれませんが、学生納付特例制度の場合は追納できる期限があります。
学生納付特例制度の追納の期限は、10年以内。これ以後になってしまうと、追納できなくなってしまいます。
年金が追納できないとうことは、その分だけ将来にもらえる金額が減ります。
例えば20歳で免除猶予している場合は、30歳あたりまでが支払い期限となります。
通常であればであれば、誕生日~約2年あたりが未納金額の一般的ですが、大学院にいったら金額は凄そうですよね。
追納の場合は加算額がある
学生納付特例で国民年金を追納する時、3年目以降だと「加算額」が追加されます。
これは、その年に払うべき年金に少しだけ上乗せされるということです。
つまり「若干支払額が増えちゃう」わけです。
本当にいやですよね。
ちなみに参考はこんな感じです。
平成28年に追納する場合
年度 追納額 当時の保険料 平成18年度の月分 15,000円 13,860円 平成19年度の月分 15,030円 14,100円 平成20年度の月分 15,140円 14,410円 平成21年度の月分 15,230円 14,660円 平成22年度の月分 15,490円 15,100円 平成23年度の月分 15,280円 15,020円 平成24年度の月分 15,130円 14,980円 平成25年度の月分 15,100円 15,040円 平成26年度の月分 15,250円 15,250円 追納加算額なし 平成27年度の月分 15,590円 15,590円 追納加算額なし 引用:http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150514.html(学生納付制度のページより)
1000円ぐらい上がってますよね。
今なんて16,000円以上なので、本当に高くなってますよ国民年金。
では次に、学生納付特例制度で未納分だった年金の追納方法についてご紹介します。
スポンサーリンク学生納付特例制度の追納はどこでできる?
学生納付特例制度の未納分を追納する場合、役所の年金課では手続きはできません。
学生納付特例制度の申請は市役所でできましたが、なぜか追納手続きはできないんですよね・・・。
そのため自分の管轄の年金事務所に問い合わせるか、年金事務所で行うことができます。
もし年金事務所にいけない場合は問い合わせると、専用の紙が送られてくるみたいなので、それを書いて送り返すなのだとか。
そしてその専用の紙を書いて送るそうです。
私は他にも年金の手続きをしたかったので、近くの年金事務所にいってきました。
学生納付特例制度の追納に必要な持ち物
学生納付特例制度の追納に必要な持ち物は、
・年金手帳
・身分証明書(免許書や保険証など)
・印鑑
でOKです。
この3つがあれば、なんでもそうですが大概は大丈夫です。
年金事務所で追納手続きをしてきた体験記
郵送の場合だと納付書を戻してもらってという手続きがめんどうだったので、直接年金事務所に行ってきました。
年金事務所に行き受付の紙を取り、要件を言います。
「学生納付特例制度を追納したいのですが~」といえば通じます。
郵便局や銀行などに行ったときに受付を待つ時の紙みたいなのが、年金事務所にもあって、その番号がついた紙を取って待ちます。
私の管轄の年金事務所の電話はものすごく愛想悪かったので少し不安でしたが、追納ということもあり窓口対応はとても優しくて安心しました。
電話とは大違い・・・。
番号を呼ばれて年金事務所の方に年金手帳と身分証明書を渡します。
すると奥に行って年金未納分を調べてくれます。
すると、未納分の年金がチェックされた紙を持ってきて、この分が未納分だと説明されます(私は2年3カ月もありりました・・・)
そのあと、学生未納の追納分や免除取り消しの紙を書きます。
日付に関しては年金事務所の方で調べてくれるので、取り消しの紙にそのまま記載する感じです。
名前や住所など必要事項を書いて、最後に判子を押すだけです。
あとは未納だった年金の支払いの期間を書きます(
・1ヶ月
・3ヵ月
・半年
・1年
私の場合は、未納支払いを「1年一括」で選びました。
最後に年金事務所の人が確認してくれるので、漏れもなくできます。
学生納付特例制度の年金の追納は難しいと思っていたのですが、手続きも簡単でわりとあっさり解決しちゃいました。優しい人で良かった。
国民年金の追納分の明細をもらう
私は一括で支払ったので、数枚だけで済みました。
学生納付特例制度の場合、年金事務所だとその場で支払証書を印刷してくれるので、嬉しくはないですが支払い明細書をすぐにもらうことができます。(2年3か月分)
なので、さっさと払っちゃう方が便利かもしれません。
お疲れ様でした~で終了でと言われ、難しいことを書くこともなく、終了です。
郵送も良いですが、未納期間や書き方がわからない場合もあるので直接年金事務所に行ってしまった方が手続きは簡単そうかなと思いました。
国民年金追納分の支払い方法
国民年金の追納分は
・コンビニ支払
・銀行支払い
となります。
大きな額になるので、銀行や窓口での入金の方が安心でしたよ。
多額なのでクレジットカードや口座引き落としがいいなと思うかもですが、クレジットカードでは支払いできません。
もし来年から口座やクレジットで引き落としをしたい場合は、その場(年金事務所)で手続きしてしまうのが楽です。
クレジット払いだったら、結構な額になっていたかと思うと残念。
払えるならば上乗せさせる前に支払った方が良いですよ。
年金事務所何時頃行けばいい?
年金事務所の場所によっては違う場合があると思いますが、8時30分~17時ぐらいまではやっています。
早く行かないと年金事務所が混む場合もあります。
年金相談も一緒の年金事務所は、2時間待つなんてところもあるので早めに行くのがおすすめです。
私は超寒い日に8時45分ごろいったら、ガラガラで15分~20分ぐらいで手続きが完了しました。
学生納付特例制度を追納したい人は、市役所の年金かよりも、もよりの年金事務所に電話したり、直接年金事務所行くのがお勧めです。